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牛乳はカラダに良いの・・・?                                                                    骨粗しょう症の方に・育ち盛りのお子様に、牛乳を・・・                                結論から言うとこれは、大きな間違いです。

 

牛乳の問題点について・・・

  • 日本人の食性にあっていない
  • 栄養バランスを崩してしまう
  • 細胞の働きを阻害する
  • 有害物質に汚染されている可能性がある・・・(これはあくまでも可能性です。そうでないものもあります)
  • 加熱殺菌により食物酵素が破壊されている

まず第一の問題食性について                                                          牛乳を飲むとおなかがゴロゴロする人や下痢をする人がいますが、これは乳糖不耐症といって、牛乳の成分である乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が体内に存在せず、未消化のまま腸を通過することが原因です。これは正常な反応なのです。
 私達アジヤ人やアフリカ人、そじて人以外の哺乳類全般に共通して、授乳期の赤ちゃんはラクターゼ(酵素)をもっているものの、離乳とともに体内での働きを失います。ところが欧米人は、緯度が高く農作物の育ちにくい土地で暮らしており、必要な栄養素を家畜の乳から摂取するために、数千年という長い年月をかけて、大人になっても乳糖を分解できる体の仕組みを「やむを得ず」獲得したのです。それに比べ日本人は日常的に牛乳を飲むようになったのは、たかだか数十年というレベルです。

栄養バランスについて                                                            牛乳といえば「カルシウム」の話になります。
カルシウムが私達の体にとって非常に大切なミネラルであることは間違いありません。
しかしカルシウムだけを大量に摂取すると、私達の体は逆にカルシウムを体外に排泄してしまいます。これは体内で互いに拮抗し合うカルシウムとマグネシウムのアンバランスによって生じます。
 カルシウムは血液中で情報伝達にかかわる重要な働きをします。不足すると支障が出るため、体は骨よりカルシウムを取り出すことで血中カルシウム濃度を一定に保とうとします。骨の中でこの調整をするのがマグネシウムです。マグネシウムが少なくなるとこの調整がうまくいかずにカルシウムがとめどなく溶け出すことになってしまいます。                            本当に大事なのはマグネシウムなのです。
 私たち日本人に比べカルシウムの摂取量は多いにもかかわらず、実は欧米人の方に骨粗しょう症が多いという皮肉な現実があります。これは食事から摂取するカルシウム不足が主たる要因ではなく骨のカルシウムが失われ易い生活習慣(食生活)によって生じるものなのです。

牛乳だけで骨は強くならない
カルシウムは血液中で情報伝達にかかわっているのですが、その働きは大きく3つに分けられます。
①細胞の増殖と分化
②ホルモンの分泌
③神経細胞を興奮させる働き(すぐに怒る人にカルシウムを摂りなさいって言いますね 🙂 )

カルシウムは体を機能させる最もベーシックな部分にかかわっているのです。これら3つの働きに共通しているのはカルシウムが細胞を出入りすることによる刺激が、あらゆるアクションを起こすための信号になっているという点です。

 

戦後、日本のカルシウム摂取量は一日600ミリグラムに定められ、欧米人が摂取している一日1000ミリグラムに比べれば少ないようにおもいますが、もともと一日300ミリグラム前後の摂取で骨粗しょう症などに苦しむ人はほとんどありませんでした。


それにもかかわらず、老いも若きもこぞって牛乳を飲んでいる今、骨折や骨粗しょう症の割合が増えているのは、なんとも不思議なことではないでしょうか?


骨折率は骨の組成だけに依存しているわけではなく、ライフスタイルや体格などにも依存しているものの、現に牛乳や乳製品を最も消費する国ほど骨折率が高いことを示す調査結果もあります。


骨は決してカルシウムだけで作られるのではなく、マグネシウムをはじめとする他のさまざまな栄養素も必要です。     「カルシウムが多いものを食べれば骨が強くなる」というほど単純なものではないのです。

ハーバード大学の研究チームがこれまでに記された科学的な文献に対する綿密な調査を 行いましたが、その調査報告を絶賛したB・R・クレメント氏は、自著『Living Foods for Optimum Health』 で次のように述べています。
(骨租髭症を予防するために、女性はもっと牛乳を飲んでカルシウムの摂取量を増やす必要があるという話は誰でも耳にしたことがあるだろう。しかし、骨租髭症はカルシウム欠乏による病気ではなく、動物性タンパク質のとりすぎによる病気だ。動物性食品や乳製品は硫黄の豊富なタンパク質である。硫黄は体内に余分な酸を生じさせ、この酸が骨を通過することでカルシウムが溶かされ、その後尿として排泄される。このことは動物性タンパク質のみに起こり、「タンパク質由来の高カルシウム尿症」という病名がつけられている)(グラス一杯の水に混ぜたスプーン一杯の海藻がグラス蒜の牛乳に比べて1000倍ものカルシウムをもたらすことを、ほとんどの人が知らない。こうした情報は巧みな宣伝文句によって消されてしまうのである)
 
この研究では、カルシウムは骨粗しょう症を予防するかもしれないが、乳製品による予防効果は証明されていないという点が強調されています。
動物性タンパク質の過剰摂取が尿中にカルシウムを排泄させる原因となつていることは、多くの研究によって証明されています。乳製品も立派な動物性タンパク質の摂取源です。この報告は、まさに牛乳や乳製品によるカルシウムの効果を否定するものです。
 
問題はマグネシウム不足
伝統的な和食に比べ欧米型の食事では、豆や野菜、穀物といったマグネシウムの豊富な食材が食卓にのぼることはそんなに多くありません。これだけでも大きな問題なのですが、カルシウムとのバランスをとるべきマグネシウムが不足する原因には、さらに深刻な問題がかかわっているのです。 農薬などで土壌が痩せ農作物自体にマグネシウムが不足しているため、現代の食生活では和食中心の献立でも、昔のように十分な量のマグネシウムが摂取できなくなってしまいました。また、穀物にしても胚芽の部分にマグネシウムが多いため、現在のように精製した白米などが主食になっていることも、慢性的なマグネシウム不足をおこす要因となっています。
 
さらに、体内でストレスに対抗するホルモンを生成するときにも、マグネシウムが大量に消費されます。現代社会でさまざまなストレスにさらされながら生きる私たちは、ただでさえ不足しているマグネシウムを更に枯渇させているのです。一度使われたマグネシウムは、再利用されることなく主に尿などから排泄されます。これは、これまでの人類の歴史で体内のマグネシウムが欠乏することがなかったため、体にとどめておくようなシステムを確立する必要性がなかったからだと考えられています。
 前述のように、カルシウムとマグネシウムが括抗しながら働くのは骨や血液だけではありません。筋肉や血管の弛緩・収縮も、この二つのミネラルの作用によるものです。カルシウムは筋肉や血管を緊張させたり収縮させたりするのに対し、マグネシウムは逆に弛緩させたり拡張させたりする働きがあります。
 
本来あるべきカルシウムとマグネシウムの体内比率は2対1とされていますが、今日蔓 延しているマグネシウム不足の状況で、牛乳やカルシウムを強化した食品を大量に拝取すると、この比率が四対一や五対一と大きくバランスを崩し、心臓発作などの直接的な原因になるとの指摘もあります。マグネシウム不足は骨粗しょう症だけでなく、突然死など直接生命にかかわる深刻な事態をも引き起こす疑いが持たれているのです。
 
実際、心臓疾患で亡くなった人と事故で亡くなった人の心臓の筋肉をそれぞれ解剖し、筋肉中のカルシウムとマグネシウムの濃度を調べた結果、心臓疾患で亡くなった人では事故で亡くなった人よりもカルシウムの比率が高かった、つまり健康な人よりもカルシウムが多く、マグネシウムが少なかったという報告があります。
 
ここで注意しなければならないのは、これは亡くなった人の心臓であったからこそ調べることができたということです。いま生きている私たちの心臓ではどうなっているか、誰にも分かりません。つまり、心臓疾患で亡くなった方が身を挺して警告してくれたのです。
このように、カルシウムとマグネシウムのバランスが崩れると生命に危険が生じるのだということを、皆さんも肝に銘じておいてほしいと思います。
ただ、誤解のないように言っておきますが、カルシウムをたくさんとること自体が悪いのではありません。その場合に、カルシウムの量に見合うだけのマグネシウムも一緒にとるということの重要性を認識すべきなのです。
「木を見て森を見ず」というように、毎日の食事でカルシウムとマグネシウムの比率が崩れていては、健康的な生活はありえません。

ここまでお読みいただいた方は
少しは分子栄養学に興味をもたれたのではないでしょうか?

                                                                                                                                             

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